青木さん、おめでとうございます。

競技会決勝戦は半年間の上位４日間分の総合成績で上位12名が出場です予選通過順に1卓から座順が決定（敬称略）１卓　山本、吉田、中村、百田２卓　三條、矢澤、岩井、小泉３卓　青木、小池、松崎、吹上

　【１回戦】１卓東１局、吉田が百田から1,300、東２局も吉田が中村から3,900を和了りリードする展開負けじと中村も百田から2,600を和了り百田が厳しい状況に。それでも東２局に百田が1,300/2,600を和了りきる。追いつきたい百田が南１局に役役混一対々12,000を中村から和了る。山本も突き放せまいと百田の流れを阻止する1,000点を和了る。中村も南３局に親リーチを掛け山本から3,900点。さらに山本から11,600点を加点。しかし百田が次局に執念の300/500を和了り逃げ切りトップとなる

　【１回戦】２卓東１局、小泉が矢澤からタンヤオドラ２の5,200。ビハインドの矢澤も東３局にピンフをリーチ、ツモで700/1,300。東４局小泉の親配牌が白白白北北一二四五八④⑥８９ここから変化し三條から12,000を和了った手牌が白白白北北北四五五五六七八から六でロン。圧巻。南１局の親番の三條も加点狙いのリーチ、リーチしないで高目タンピン三色を狙っていた岩井がツモ切りリーチ。タイミングが合い三條から7,700。最後は小泉が逃げ切りの500/1,000。

　【１回戦】３卓東１局、親青木が最高のスタートを切る。タンピンイーペーコードラ１を8巡目にリーチすぐツモり6,000オール。北家の吹上は東２局に500/1,000、東３局には早いリーチの青木に中を喰い、ドラの西を重ね、さらに青木からロン、3,900を加点し親番。七対子ドラ２をツモ4,000オール。この時点で青木より上に。まだ親番で小池からダブ東の3,900点。小池は流れを止めるべく1,300で吹上の親を終わらす。南３局には耐えていた松崎が小池から7,700を和了るがリードの大きい吹上がトップ。青木は悔しい2着スタートとなる

　【２回戦】１卓東１局、東２局、吹上が小泉から3,200、吉田から2,000点を和了り順調な滑り出し。小泉も逃がさず吹上からリーチドラ１の2,600を和了る。まだ貯金のある吹上が南１局に吉田の白白白北北北三三三２２６７　三暗刻ドラ１の8,000に放銃。南４局にトップで迎えた吉田の手牌。南ポン、２ポン、東東１１２３４７８　ドラが１なので12,000確定。ここに2着目の吹上からリーチ、最初に持ってきた⑥は対面の百田にも切れないと思いここからオリる。直後にピンズの清一をツモった百田が２着になるもここから降りきれる人は少ないであろう。吉田は振り込んでいれば３着だがトップで終わる。

　【３回戦】１卓青木が中村から2,000点、吉田が青木から1,000点と小場スタート。そこへ中村と百田が参戦東３局にメンタンピンドラ１の満貫を中村がツモり、東４局に百田が同じく満貫ツモ。拮抗状態となるが南３局に中村が青木から1,600、南４局の親番で吉田から3,900を和了りトップ目に。それでも青木が吉田から役役対々をロン、8,000を和了りトップで終わる。

　【４回戦】決勝卓東１局、総合トップ目で入った青木が３巡目にメンタンピンのリーチで百田から5,800を和了り優勝濃厚となる。すると中村が小泉から1,300のジャブをすると百田からピンフドラ２のリーチから7,700の和了り。東３局の親番で中村が2,600オールとなり、青木の背後に迫る。ここで百田が青木から5,200を和了り、暫定優勝が中村という状況に。東４局で何とか連荘したい小泉も勢いのある中村に流される。南１局、現在23,000点の青木がテンパイ、形式テンパイと挟んで3,200オールをし逆転で暫定優勝となる。逃がすまいと小泉がリーチタンヤオツモイーペーコードラ１の満貫。続く南２局、まったく同じ役を青木が和了る。オーラスで中村が2,000/4,000となるも青木が優勝を決めた。

　【筆者所感】日頃より緊張感のある競技会であるが今日の日はより一層対局の雰囲気があり、各々の喜怒哀楽を肌身で感じられた。同卓の方々はもっと感じているはずであり熱い闘いとなりましたマンガンの続出する決勝戦となり、点数を意識した闘いが場面場面で多く見られたのも観戦者としては見応えがありました