山本さん、おめでとうございます。

１月８日決勝戦当日は成人の日、、１２名全員が時間前に揃いスタートしました。決勝戦は予選通過成績順に１卓東から３卓北の順に座ってスタートする。

　一回戦１卓は三森さん、吹上さん、西田さん、芝さんの順でスタート。１卓は終始手の入っていた芝さんが西田さんにリーチメンホンを振込スタートしたが南三局で満貫をツモ上がるとオーラス４本場としトップで終了。二卓では山本さんが3000/6000ツモなど5万点越えのトップで絶好調。３卓では接戦を制した山岡さんがトップ

　２回戦目の１卓は山岡さんのペースで進む。東１局から12のドラ待ちリーチをツモ。東４局ドラは四、23467778三五で⑤を④⑥でチーして四ツモ。順調にオーラスをトップで迎えたがここからが面白かった。ドラが東、山岡さんは東を一枚持ちながらタンヤオ風の形。私なら第一打で他家が使えない東を捨てタンヤオに走るが残した東が重なりホンイツ形に走ることに。その東で今回優勝した山本さんのドラマが待っていた。東待ちのリーチ七対子でツモ和了りトップとなった。一発裏ドラの無いルールで最も可能性のあるハネ満はこの形。この手の可能性をぶっ壊す東切りはいろいろな考えがあると思うが私は有効と考えている。

　二卓神山さんがトップとなり、三回戦目に１卓へ。３卓では田島さんが南場に連続和了りでトップへ。ここで皆さんへプロの話。今回も七対子でのイーシャンテンはたくさん見たが、フリテンの字牌と中張牌をどちらを残すかの話で字牌を残すと言うのだ。字牌が山にある可能性が高い点、中張牌は使われている点の他に重要なのが聴牌した時のリーチ打牌がフリテン字牌の点だ。捨て牌のリーチは七対子とは全く想像できないので読み違いするのだ。これも試してみる価値がある。

　４回戦は１位山本さん181200、２位田島さん147900、３位山岡さん144800、４位矢澤さん130500というスタート。田島さんとの点差が33300点、リーチを控えれば二着で確実に優勝と思えるが、東３局にピンフでリーチ。親の山岡さんが追いかけリーチ。次局田島さんのリーチに今度は自分で追いかけピンフでリーチ。その２局を和了り切った。またその次局は自分が親で七対子ドラ2でまたもリーチ。全員が降りて流局。私には到底出来ない強気の姿勢が優勝を引き寄せるのかも。この勢いなら危なげなく優勝と思ったがオーラスで縺れ山岡さんと接戦となりオーラス和了り優勝で山本さんのツモで決着。

　アマチュアでもこんなに楽しいゲームができる。結果を出せなかった方、次回の決勝戦に向けてみなさん頑張りましょう。この緊張感が競技として私たちアマチュアにも味わえる楽しみであり「マージャン」の魅力です。このページをご覧頂いているマージャンファンの方々すべてに緊張感ある対局ができる機会があることを望みます。　　　主宰者より